世界一周飛行の最年少記録を目指した少年が墜落死 米

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ハリスさん(左)とバーバーさん=WXIN提供

ハリスさん(左)とバーバーさん=WXIN提供

(CNN) 世界一周飛行の最年少記録樹立を目指していた米国人のハリス・スールマンさん(17)と父親のバーバーさんを乗せた飛行機が22日夜、米領サモア沖の海に墜落し、ハリスさんの死亡が確認されたことが分かった。家族が明らかにした。

バーバーさんもパイロットの資格を持ち、今回の旅に同行していた。バーバーさんの行方は分かっておらず、捜索が行われている。

ハリスさんは、単発小型機による30日間での世界一周飛行に挑戦中で、最年少機長の記録樹立を目指していた。

姉のヒバさんによれば、クリスマス島(キリバス)とハワイを経由して26日にはインディアナ州の自宅に戻る予定だったという。

ヒバさんは「家族は父が生きて無事でいることを願っている。最後の答えが出るまで祈り続けるつもりだ」と語った。

ヒバさんによれば、2人が乗った飛行機は米領サモアの約37キロメートル沖で墜落した。ハリスさんは6月にパイロットの免許を取得したばかり。悪天候であれば、父がハリスさんに飛行させなかったはずだという。

墜落原因や、なぜ夜間に離陸したのかは分かっていない。

ハリスさんが通っていた高校の校長によれば、パキスタンのカラチに本拠を置く非営利組織(NPO)の学校支援活動のために募金を集めることが今回の旅の目的だった。

ヒバさんによれば、ハリスさんは父と同じ技術者の道を目指していたという。

ヒバさんによれば、2人は海で遭難した場合のサバイバル方法についての講習を受けていたという。また、海での不時着に備えて特殊なスーツを着ており、飛行機には救命ボートも備えられていた。

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