米国でAK-47の売り上げ増加、ロシア制裁で駆け込みか

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AK-47を持つミハイル・カラシニコフ氏

AK-47を持つミハイル・カラシニコフ氏

ニューヨーク(CNNMoney) 戦闘が続くウクライナ東部情勢に関連しオバマ米政権がロシアに新たに科した経済制裁の問題で、この対象に含まれたロシア軍需企業が製造する自動小銃AK-47の購入が米国内で拡大していることが19日までにわかった。

制裁をにらんだ駆け込み購入ともみられる。制裁の対象には、銃の生産元である「カラシニコフ・コンサーン」も含まれていた。

米ネバダ州ラスベガスを本拠地にする銃のネット通販企業幹部によると、AKー47の需要は強く、制裁の発効後、売り切れの状況となった。米政府の新たな制裁は今月16日に発表されていた。

米財務省によると、制裁に基づき同社によるAK-47や改良型のAK-74の米国への新たな輸出は禁じられた。ただ、制裁発効前に米国内に既に存在していたこれらの銃に関しては米国人による所持、購入や売却が認められた。

ラスベガスのネット通販企業は国内の流通業者などに当たり、AK-47などの銃確保に躍起となっている。また、ブルガリア製のライフル銃「SAM7」などAK-47に似た銃も売っているという。

AK-47は旧ソ連の軍人だったミハイル・カラシニコフ氏が設計したもので、自動小銃では世界の人気モデルとなっている。同氏は昨年、死去していた。

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