ペットのピアスや入れ墨は禁止、NY州で法案通過

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ニューヨーク(CNN) 犬や猫などのペットにピアスや入れ墨をすることを禁じた法案が18日、ニューヨーク州議会の上下両院を全会一致で通過した。クオモ知事が署名すれば成立する。

法案では、ペットへのピアスや入れ墨は、識別を目的とする場合を除いて禁止すると規定。識別目的のピアスや入れ墨は免許を持った獣医師が行う場合のみ認めるとした。違反者に対しては罰金や禁錮刑を定めている。

法案提出のきっかけは、2011年、ネットオークションサイトのイーベイに、子猫にピアスを入れるサービスの広告が掲載されたことだった。

報道などでこの子猫のことを知ったニューヨーク州の下院議員が法案を提出した。子猫は背中全体にピアスを刺されていたという。

動物愛護団体の通報を受けて警察が捜査に乗り出し、問題の広告を出したペンシルベニア州のトリマーは、同州で起訴されて有罪判決を言い渡された。

米国では昨年もノースカロライナ州の男性が飼い犬2匹の腹部に入れ墨を入れて非難の的になった。ニューヨークでも今年3月、ブルックリン在住の男性が、脾臓切除手術のため麻酔をかけられた飼い犬に入れ墨を入れていたことが発覚し、禁止を求める声がさらに強まっていた。(ピアスや入れ墨をされたペットの写真はこちらCNN.comにとびます)

動物愛護団体によると、過去にはペットの識別のために入れ墨が使われたこともあったが、今ではマイクロチップが最も効果的な方法として主流になっている。

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