トラ猫に託された財産、横領した罪で2人起訴 米

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(CNN) 米マサチューセッツ州の当局は21日までに、愛猫に財産を残そうとした高齢女性から金銭などをだまし取ったとして、近所に住む女2人を横領などの罪で起訴したことを明らかにした。2人は起訴内容を否定し無罪を主張している。

渦中の猫は、「パディーキャット」と名付けられた7歳のトラ猫。飼い主の女性(74)から、約45万ドル(約4600万円)の財産の一部を相続するはずだった。

検察側によると、この女性は進行性の認知症を患って老人ホームに入居しており、遺言の中で、自分の死後は「パディーキャット基金」を設立して愛猫の面倒を見てもらい、残りの遺産は動物保護団体に寄付するよう指定していた。

近所に住むランディ・バーコウィッツ被告(63)とパトリシア・ディジャコモ被告(58)は、パディーキャットの面倒を見るふりをして、この基金を横領した罪に問われている。

バーコウィッツ被告は2012年ごろから自分を後見人に指名するよう被害者の女性に持ちかけて財産管理の権限を認めさせ、女性の銀行口座から17万5000ドルあまりの現金を引き出していたとされる。

両被告はこの金で高級車や運動器具などを購入していたほか、女性の不動産の所有権も手に入れていたとされ、横領や窃盗、脅迫、偽証など63件の罪で起訴された。

両被告とも17日の罪状認否では起訴内容を否定。裁判官は被害者の女性とパディーキャットに近寄らないことを条件として、2人の釈放を認めた。

当局は、盗まれた現金などの一部は回収できたとしている。

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