マラソン爆破事件から1年 ボストンで追悼式典

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米ボストン・マラソン爆破テロ事件の爆発現場の1つ

米ボストン・マラソン爆破テロ事件の爆発現場の1つ

(CNN) 米ボストン・マラソン爆破テロ事件から1年が過ぎた15日、同市内で追悼式典が開かれた。バイデン副大統領は演説で犠牲者を追悼するとともに、負傷者や遺族らが示してきた不屈の精神をたたえた。

事件ではマラソン大会のゴール付近で爆弾2発が爆発。8歳の少年を含む3人が死亡、260人以上が負傷し、さらに容疑者を追跡していた警官1人が殺害された。手製爆弾を仕掛けたとされる兄弟のうち兄は逃走中に死亡し、弟のジョハル・ツァルナエフ被告が逮捕、起訴された。

式典では、事件で片脚を失った男性が「この1年間ほど周囲からの愛を感じたことはない」と感謝の言葉を述べた。当時結婚したばかりだった男性の妻も、片脚切断の重傷を負った。

男性に続き、負傷者を代表して10代の少年や、左脚を失いながらもダンスの仕事に復帰した女性が演壇に立った。

バイデン副大統領は演説の冒頭でかれらをたたえ、「これほど美しい言葉は聞いたことがない」と述べた。また、事件後の復興に向けた運動のスローガン「ボストン・ストロング」とともに「アメリカ・イズ・ストロング(米国は強い)」と訴え、「テロリストは恐怖を植え付けることで米国を変えようとしてきたが、米国は断固としてそれをはねつける」と強調。「私たちは困難に立ち向かい、耐え抜き、乗り越える。ゴールラインは私たちのものだ」と語った。

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