米東部で大雪、１６人死亡　交通網もまひ

（ＣＮＮ） 米南東部に雪を降らせた低気圧が北上し、１３日は東海岸の一帯に停電や交通網の混乱などの被害が広がった。積雪などの影響で少なくとも１６人が死亡している。

国際空港のあるニュージャージー州ニューアークでは約２４センチ、ニューヨークのラガーディア空港では２０センチの積雪を観測。ニューヨークでは雪のために大型トレーラーが事故を起こし、州を東西に横断する幹線道路は商用車の通行が禁止された。

メリーランド州では４５～５７歳の男性３人が除雪作業中に心不全とみられる症状で死亡した。テキサス州やノースカロライナ州では落下した木の枝に当たるなどしてそれぞれの州で３人ずつ死亡。ニューヨーク市では３６歳の妊婦が除雪中のトラクターにひかれて死亡した。病院で帝王切開手術を受けて赤ん坊は一命をとりとめたが、重体となっている。

各地で停電も相次ぎ、ノースカロライナとサウスカロライナの両州では１３日午後６時４５分現在、住民の半数強に当たる６２万５０００世帯あまりが停電中。１２日午前６時ごろから停電に見舞われ、３４時間たっても復旧しないというジョージア州の女性は、娘と交代で車に行って暖を取ったり携帯電話を充電したりしていると話す。