米・イタリアでマフィア摘発作戦、計24人を逮捕

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イタリアと米国でマフィア摘発作戦が行われた

イタリアと米国でマフィア摘発作戦が行われた

ローマ(CNN) 米連邦捜査局(FBI)とイタリア警察が11日、米ニューヨークとイタリア国内の複数の都市でマフィア摘発の共同作戦を実施し、マフィア組織のメンバーら計24人を逮捕した。

両国はこれまで、イタリア南部カラブリア州を拠点とするマフィア組織「ヌドランゲタ」関連の麻薬取引や組織犯罪を捜査してきた。今回はその一環として、初の共同作戦を実施。FBIがニューヨーク市内で7人、イタリア警察はカラブリア州やナポリ、トリノなどの都市で17人を逮捕した。

ニューヨークの連邦検察によると、同市内で逮捕された7人はヌドランゲタやのメンバーや、ニューヨークを拠点とするマフィアのガンビーノ一家、ボナンノ一家の関係者ら。

ヘロイン、コカインの密輸や資金洗浄、銃器関連の罪に問われているが、罪状認否では全員が無罪を主張した。このうち3人は旅行制限などの条件付きで保釈された。

イタリアとニューヨーク市内でのおとり捜査で、容疑者らは覆面のFBI捜査員にそれぞれ1キロ余りのヘロインを売ろうとしたという。メキシコの麻薬組織とのつながりを利用し、南米ガイアナから輸出される冷凍食品にコカイン500キロを隠してカラブリア州へ運ぼうとした計画も明るみに出た。

ヌドランゲタは世界最大級の麻薬取引組織とされる。捜査を主導するイタリアのマフィア対策当局によると、その密輸網はイタリアから米国、中南米諸国、カナダまで及ぶ。

米連邦検事は今回の作戦について、「ニューヨークに足がかりを求めるヌドランゲタに持続的な打撃を与えることができた」と述べた。

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