1億円当選者に「10万円当たった」と告げた店員ら訴追 米

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(CNN) 宝くじで100万ドル(約1億円)を当てた客に1000ドル(約10万円)しか支払わずに賞金の横取りを図ったとして、米ニューヨーク州ヘンプステッドの食料品店の店員(26)らが起訴された。

警察の調べによると、当選者は食料品店の店頭で、スクラッチ式の当たりくじを店員に渡した。実際の当選金額は100万ドルだったが、店員は1000ドルが当たったと告げ、くじと引き換えに現金を支払った。州の規定では、宝くじの賞金は600ドル未満の場合のみ、店頭で換金することになっている。

当選者は英語が話せなかった。氏名などは公表されていない。いったん帰宅した後、不審に思って再び店を訪れると、店員は「警察を巻き込まなければ1万ドル払う」と話した。店員の父親の店主(57)もこの時、当選金額は1万ドルだと説明した。当選者が納得できずに警察に届けた結果、実際の金額が明らかになったという。

店員と店主は手に入れた当たりくじを後日本店で換金するつもりだったとして、重窃盗罪で起訴され、23日に罪状認否に臨んだ。被告側の弁護士は、店内の読み取り機の誤作動が原因だったと主張している。

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