米軍、シリア攻撃延期に驚き 先月31日開始想定で臨戦態勢

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臨戦態勢にあるとされる米駆逐艦=米海軍提供

臨戦態勢にあるとされる米駆逐艦=米海軍提供

(CNN) シリアへの軍事介入の問題で米国防総省当局者は5日までに、中東に配備される米軍駆逐艦らが攻撃の開始は早ければ先月31日と想定し、臨戦態勢を整えていたことを明らかにした。

攻撃着手に関する最終決定は間近との観測が強まる中でオバマ米大統領は同31日、連邦議会に武力行使の承認をまず求める考えを表明した。米国防総省当局者によると、大統領の決定は中東の米軍司令官らを驚かしたという。

シリア攻撃を担う巡航ミサイル搭載の米海軍駆逐艦らは31日の決行を予想し、8月下旬から作戦準備を強化してきた。同当局者は「攻撃命令は31日夜に発令されると思っていた」とし、多様な警戒態勢も敷いていたという。

ホワイトハウスの方針変更を知ったのは先月30日午後で、これを受け攻撃開始へ向けて突っ走っていた態勢は解除された。攻撃を担う主力戦力は現在、作戦上では休止状態にあり、警戒強化もない通常の態勢にあるという。

ただ、攻撃命令が出た場合、戦力の準備は出来るとしている。

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