元恋人による「リベンジ・ポルノ」に法規制の動き 米

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(CNN) 恋愛関係や夫婦関係が破綻(はたん)したあと、捨てられた側が腹いせに、相手の性的な写真をインターネット上にばらまく行為が近年、米国では頻発している。「リベンジ・ポルノ」や「サイバー・リベンジ」と呼ばれるこうした行為について、一部の州が取り締まりのための法整備に乗り出した。

カリフォルニア州議会は今週、元恋人や配偶者の性的に露骨な写真やビデオを相手を苦しめるためにネットに流出させた場合に犯罪として取り締まる法案を審議した。州上院ではすでに可決されている。同種の法案はフロリダ州議会でも審議されたが可決には至らず、現在までに法律が成立したのはニュージャージー州だけだ。

カリフォルニア州の法案は、本人の了解の下に撮影された性的な画像を「深刻で感情的な苦痛」を引き起こさせる意図をもって公開し、被写体となった人物が「深刻で感情的な苦痛」を味わった場合、画像を流出させた人物に最高1年の懲役と2000ドルの罰金を課すというものだ。

ただし摘発のための条件は厳しく、画像を撮影した人物と流出させた人物は同じでなければならない。つまり恋人に贈った自分の写真を後でネットにばらまかれたといったケースでは適用されない。また、金のために元恋人の画像を売った場合も適用外だ。

法規制を求めて活動しているフロリダ州のホリー・ジェーコブズさんは、かつて自分の裸の画像や個人情報をネットにばらまかれた経験を持つ。元恋人があやしいと考えているが、本人は否定しているという。画像はいくつものウェブサイトに投稿され、削除させるために何年もの間、戦わなければならなかったと述べる。

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