世界最高気温56.7度到達から100年 米デスバレー

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「死の谷」の意味を持つ米カリフォルニア州のデスバレー (C) NATIONAL PARK SERVICE

「死の谷」の意味を持つ米カリフォルニア州のデスバレー (C) NATIONAL PARK SERVICE

(CNN) 米カリフォルニア州デスバレー国立公園でセ氏56.7度という世界最高気温が観測されて以来、10日で100年がたった。ビジターセンターではこの日を記念して講演会が開かれ、140人あまりが気象専門家の話に耳を傾けた。

米国立測候所によると、デスバレーの気温は5月中旬から10月初旬にかけて、セ氏38度を超すのが普通だという。それでも同地は観光客でにぎわい、世界有数の過酷なマラソンと言われる「バッドウォーター・ウルトラマラソン」も毎年夏に開かれる。

デスバレーで56.7度を記録したのは1913年7月10日。その後、リビアのアジジャで1922年9月13日に58度という記録が出たため、世界気象機関(WMO)はこちらを世界一と認定した。

しかし調査の結果、リビアの記録は観測機器の精度などに問題があったことが判明。WMOは2012年9月12日、デスバレーの56.7度を正式に世界最高記録と認定した。

米南西部は今年6月から7月にかけて記録的な熱波に見舞われ、ラスベガスやデスバレーの6月は観測史上最高の暑さを記録している。

100年前の記録が破られる可能性があるかどうかについて、専門家は「最近になって多くの記録が破られてきた。もし(デスバレーの)記録が破られたとしても、まったく驚かない」と話している。

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