米オクラホマの竜巻 死者9人に、負傷者104人

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竜巻を追え 「ストームチェーサー」に聞く

オクラホマ州エルレノ(CNN) 米オクラホマ州の州都オクラホマシティー近郊を5月31日夕に襲った大規模な竜巻による死者は、少なくとも9人に上ったことが2日までに分かった。

同市当局によると、死者のうち2人は子どもで、5人は身元が判明していない。地元保安官代理は、車に乗っている間に死亡した人が7人いると話している。死者の中に母子1組が含まれるとの情報もある。また保健当局によれば、市周辺の病院で負傷者計104人が手当てを受けた。

竜巻はオクラホマシティーから西へ約40キロ離れた町、エルレノの近郊を直撃した。米国立測候所(NWS)によると、竜巻の強さは6段階中の上から3番目「EF3」で、風速は60~73メートルに達したとみられる。同市近郊は200~280ミリの激しい雨にも見舞われ、市役所や住宅が浸水した。

警告を無視して車で避難しようとする住民が多かったとみられる。オクラホマシティー周辺の主要道路は大渋滞となり、反対車線を逆送する車もあった。

5月20日に大型竜巻の直撃を受けたばかりのムーアでもさらに被害が出たとみられ、市内のほぼ全域が停電となっている。ルイス市長は「道路が冠水して車が走行できず、自宅の様子を見に行くことさえできない」と話した。

中西部全体では同日、計17件前後の竜巻が発生したとみられ、ミズーリ州やイリノイ州でも家屋が損壊した。約20万世帯が停電し、オクラホマシシティー近郊の病院は自家発電で電力を賄っている。

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