オバマ大統領、ハリケーン被災地を視察 米国内の死者8人に

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ニューオーリンズ(CNN) オバマ米大統領は3日、ハリケーン「アイザック」の被災地を視察するためルイジアナ州に到着した。米国内では同日までに、アイザックに関連して死者8人が報告された。

同州ニューオーリンズ郊外ではこの日、90歳の男性が自宅で死んでいるのが見つかった。気温32度を超える暑さの中、男性宅では停電のためエアコンが作動していなかったという。

オバマ大統領は「影響を受けるのは高齢者や子ども、病人だ」と懸念を示し、被災地に家族がいる場合はエアコンのある場所や避難所へ移動させるよう呼び掛けた。大統領はジンダル・ルイジアナ州知事らとともに、湖のはんらんで数千人が避難したニューオーリンズ西郊の町などを視察する。

アイザックは、2005年のハリケーン「カトリーナ」襲来からちょうど7年後の8月29日未明、ルイジアナ州に上陸した。嵐に備えて作業していた男性が木から落下するなど、同州で6人、ミシシッピ州で2人の死者が出た。中米ハイチでは19人が死亡している。

被災地では3000人近くが依然として避難生活を強いられ、10万世帯で停電が続いている。気象当局は、3日にも一部河川が危険水位に達する恐れがあるとして警戒を呼び掛けた。

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