アフガンの米空軍基地にロケット弾 参謀本部議長の使用機が損傷

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デンプシー米統合参謀本部議長が使っていたC17輸送機 (C)U.S. AIR FORCE

デンプシー米統合参謀本部議長が使っていたC17輸送機 (C)U.S. AIR FORCE

(CNN) アフガニスタンの首都カブール郊外にあるバグラム米空軍基地に21日、ロケット弾が撃ち込まれた。訪問中のデンプシー米統合参謀本部議長が使っていたC17輸送機が、破片を受けて損傷した。

デンプシー氏の報道官によると、同氏は当時、自室にいて無事だった。同氏は国際治安支援部隊(ISAF)のアレン司令官や、アフガン軍のカリミ参謀長と会談するため、20日から同国を訪れていた。

バグラム基地にとめてあった機体に、ロケット弾2発からの破片が当たったとみられる。基地の保守担当者2人が軽症を負い、ISAFのヘリコプター1機も損傷した。

デンプシー氏はこの日、予定より数時間遅れて帰国の途に就いたという。

同基地には毎月2回前後、ロケット弾や迫撃砲が撃ち込まれるが、被害はほとんど出ていない。

パネッタ米国防長官が今年3月にアフガンを訪問した際には、バスティオン基地に着陸した直後、アフガン人の男が盗んだ車で滑走路に突っ込む騒ぎがあった。専門家らによれば、こうした攻撃はたとえ死傷者が少なかったとしても、米国民らに「10年以上駐留しても治安状況に劇的な改善はみられない」との印象を与え、政治的な影響を及ぼす可能性がある。

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