走りながら充電できる道路、バスで実験へ テルアビブ

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EVが走行中に充電できる道路 テルアビブが実験へ

ニューヨーク(CNN) 電気自動車(EV)が走行しながら無線で充電できる道路の設備が開発され、イスラエルのテルアビブで実験の準備が進んでいる。

テルアビブ市と市内のバス会社ダン・バス・カンパニー、システムを開発する企業エレクトレオンが取り組んでいる官民共同プロジェクトの一環。全体の予算規模は公表されていない。

テルアビブ大学の鉄道駅と約2キロ離れたバスターミナルを結ぶルートのうち、約600メートルの区間でアスファルトの下に銅線のコイルを埋め込む。バスの下に取り付けた装置に無線で送電される仕組みだという。

アスファルトの舗装の下に電気が走る道路の準備が進む/Tel Aviv Yafo municipality
アスファルトの舗装の下に電気が走る道路の準備が進む/Tel Aviv Yafo municipality

同市の報道担当者がCNN Businessに語ったところによると、すでに道路の工事が始まり、完了後に数週間かけて試運転を実施。成功すれば、約2カ月後にバス会社が同ルートでの本格的な運転を開始する。

フルダイ市長は記者発表で、気候変動に備える行動計画として、大気汚染対策を最優先課題に掲げていると述べた。試運転が順調に進んだら運輸当局と協力し、市内のほかの地区への拡張も検討する方針を提示。道路から直接充電できれば充電スタンドは不要になり、ターミナルに縛られないバスの運行も可能になるとの見方を示した。

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