地下100メートルの北朝鮮――女性写真家が見た「世界で最も謎めいた地下鉄」

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乗客はほとんど会話をしないが、ささいな交流から人間味を感じる機会もあったという

乗客はほとんど会話をしないが、ささいな交流から人間味を感じる機会もあったという

また、ある年配の男性ともやりとりがありました。私は彼に席を譲ろうと思い、彼の肩を軽くたたきました。しかし、その男性は最初、肩をたたかれた意味が分かりませんでした。そこで別の女性がその男性に、私が席を譲ろうとしていると伝えてくれました。

これらの現地の人々との交流は間違いなく、この旅の中で最も興味深い経験でした。ごくささいな交流でしたが、大変人間味を感じました。住んでいる国は違っても、われわれは皆、お年寄りの世話をするといった共通の人間的関心を持っているのだと改めて感じました。

写真を見た方々の反応はいかがですか。

反応は様々です。どれも目を見張るような写真で、普段見られない北朝鮮の一面が垣間見えたと言ってくれる人もいれば、そもそもなぜ北朝鮮なんかに行ったのかと尋ね、私の写真はプロパガンダで、私が北朝鮮の支援を受けていると言う人もいます。

これまで寄せられたコメントには、人々が(北朝鮮に対して)抱いている先入観がはっきりと反映されています。しかし私がしたかったことは、目の前にある物を写真に記録し、自分の体験を可能な限り率直に伝えることです。

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