世界最大規模の機内食工場、その驚愕のスケールとは

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=Chris Dwyer/For CNN

=Chris Dwyer/For CNN

(CNN) 機内食が誕生してから今年で97周年を迎える。1919年、英航空会社ハンドレページのロンドン発パリ行きの便で世界初の機内食が提供された。この時に出されたのはサンドイッチと果物のみだった。

それから約100年たった今、機内食の規模は大きく拡大した。それをどこよりも実感できるのが、ドバイにあるエミレーツ航空の子会社エミレーツ・フライト・ケータリング(EFC)の機内食工場だろう。

世界大手のエミレーツ航空は、世界142カ所に向かう400以上の路線向けに毎日、最高で18万食の機内食を用意する。そのうちの65%はドバイで製造される。残りは世界各地の工場で作られているが、アジア太平洋地域だけでも24カ所に及ぶ。

EFCの上級副社長ヨースト・ハイマイヤー氏は、年間550万食に上る機内食の製造・管理の責任者だ。

ホテル・サービス業で25年の経験を持つハイマイヤー氏は、常にレストランの音や匂いに魅了されてきたという。そして気が付くと、莫大な規模のケータリング業務を担う立場にいた。

ハイマイヤー氏は日々、自分の職務の重要性を実感する。特にエミレーツの場合、フライトの行き先が多岐にわたるため、用意すべき料理も多岐にわたる。「南アジアを例にとると、われわれの便はインドの8都市に飛んでおり、都市によって味や料理の好みが異なる。その上、パキスタン、バングラデシュ、スリランカなど、他の国々も考慮する必要がある」

ハイマイヤー氏は、機内食にまつわるさまざまな迷信を払拭(ふっしょく)したいと考えている。

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