76人乗り旅客機に搭乗したら自分だけ 「独占状態」を満喫

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「独占状態」を記念して自分撮りをするクリス・オリアリーさん=ツイッターから

「独占状態」を記念して自分撮りをするクリス・オリアリーさん=ツイッターから

(CNN) 76人乗りの旅客機のはずが、搭乗したら乗客は自分1人だけだった――。米ニューヨーク在住の男性がこのほど、デルタ航空の国内便でそんな珍事を体験した。

オハイオ州クリーブランド発ニューヨーク行きのデルタ航空6259便は12日、悪天候のため6時間の遅れが出たことから、乗客のほとんどは別の便を手配された。ところがクリス・オリアリーさんは、何らかの事情で予約変更の手続きが行われなかった。

同便に搭乗したオリアリーさんは、前部の通路側の座席を選んで1人だけの空間を満喫。客室乗務員に頼んでほかに誰もいない機内で微笑む様子を写してもらい、「ジョークではない。この便に乗っているのは私だけ」「2人の客室乗務員から個人的に安全について説明を受けた」というコメントをツイッターに投稿した。

乗客がほとんどいない便は欠航になることもある。しかし同機はこの日、別の便に使う予定があったため、ニューヨークのラガーディア空港まで運ぶ必要があった。

同便には出発直前になってもう1人の乗客が搭乗してきたため、最終的には独占し損ねた。それでもオリアリーさんは、「迷惑な乗客がいなかっただけでも、思い出せる限りで最も印象に残るフライトだった」とABCニュースにコメントしている。

ツイッターの投稿によると、「母親の反応は『ヘアカットしておいて良かったね』」だった。

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