世界の舞台で健闘、タスマニア産ウイスキー

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タスマン国立公園のはずれで小規模な蒸留所を営むウイリアム・マクヘンリー氏は品質にこだわる。「武器」は、マウントアーサーから湧き出る新鮮な湧き水だ

タスマン国立公園のはずれで小規模な蒸留所を営むウイリアム・マクヘンリー氏は品質にこだわる。「武器」は、マウントアーサーから湧き出る新鮮な湧き水だ

(CNN) スコットランドのハイランド、スペイサイド地方、米国のケンタッキー、テネシー、日本のサントリー山崎蒸留所、白州蒸留所、プレミアムモルトウイスキーを求める旅先として代表的な場所だ。しかし世界クラスの蒸留所として、新たな地域が仲間入りしそうだ。

タスマニア産ウイスキー

オーストラリア連邦タスマニア州の州都ホバートのジェーン・オーフレイム氏(26)は、18歳の時から主に生産者としてウイスキーのテイスティングを行ってきた。

ジェーン氏とその父、ケーシー・オーフレイム氏は、自宅のガレージで、世界最高級のシングル・モルト・ウイスキー「オーフレイム」を造っている。

オーフレイムは、世界的に知られる英国のウイスキー評論家ジム・マーレイ氏が毎年発表している「ウイスキー・バイブル」で、100点満点中94点以上を獲得したウイスキーにのみ与えられる「リキッド・ゴールド賞」を受賞した。

タスマニアは、新鮮な水、風味豊かな醸造用大麦、高地の泥炭(ピート)、醸造に適した気候など、ウイスキー作りの条件がそろっており、これまで、タスマニアで生産された多くのシングル・モルト・ウイスキーがリキッド・ゴールド賞を獲得してきた。

オーフレイムの他にも、ラーク、ナント、サリヴァンズ・コーヴ、ヘリヤーズ・ロードといったタスマニア産ウイスキーが世界の舞台で成功したことで、まだ少数ながら熱心なウイスキー愛好家がタスマニアの蒸留所を訪れ、そこで造られたウイスキーを味わい、その特徴について生産者たちと直接議論するようになった。

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