ミャンマー訪問前に知っておくべき11のこと

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(CNN) ミャンマーのパンク・ロッカーたちの髪型はなぜ崩れないのか。なぜミャンマーでは紙幣をきれいに保つ必要があるのか。ヤンゴンのレストランで客がまるでキスをしているかのような音を立てるのはなぜか。つい1年前まで、これらの疑問の答えを気にする人などほとんどいなかった。

しかし最近ミャンマーで実現した政治的自由化は、かつて孤立していたこの国に観光ブームをもたらし、今年は海外旅行者たちの人気の旅行先になっている。そこで今回は、ミャンマーに行く前に知っておくべき11のことを紹介する。

1.正月の祝いは4日間続く

ミャンマーの人々にとって正月は非常に重要なイベントであり、ミャンマーの暦で正月にあたる4月にはティンジャンと呼ばれる水掛け祭りが全国各地で開催される。正月の4日間は、銀行、レストラン、店など、すべての店舗が休業となる。正月の水掛け祭りが最も盛大に行われるのはヤンゴンとマンダレーだ。

この水掛け祭りはその名の通り、人々が水を掛け合う。ぬれずに済むことはありえない。この水を掛ける行為には、前年の不運や罪を洗い流すという意味がある。また、元日に当たる祭りの4日目には、善行として魚や小鳥を逃がしたり、僧侶のための宴が催されたりする。

ミャンマーではここ数年、物不足が続いたため、ミャンマーのパンク・ロッカーたちは、水掛け祭りの間にモヒカン刈りのヘアースタイルが崩れないよう革製品用の強力なのりを使って髪の毛を立てていたが、最近はヘアスプレーを使用している。しかし祭りが終わると、彼らは髪を剃らなければならない。

2.ミャンマーには素晴らしいビーチが沢山ある

ミャンマーには2000キロに及ぶ海岸線があり、アジアで最も美しいとされるビーチのいくつかはミャンマーにある。ベンガル湾やアンダマン海沿いの多くのビーチは、旅行者たちに知られておらず、開発で荒らされてもいない。またビーチの多くは西向きなので、美しい夕日も見られる。

最も有名なビーチはヤンゴンから飛行機で45分の場所にあるガパリビーチだ。約3キロに及ぶ白い砂浜にヤシの木が立ち並び、目の前にはアンダマン海が広がる。ここには大型リゾート施設がたくさんある。

またヤンゴンから車で5時間の場所にあるグエサウンビーチ(シルバービーチ)は、ガパリビーチほど開発されておらず、昔のままの美しさが残っている。ここはアジアで最も長いビーチの1つで、長さは13キロに及ぶ。

3.もはやインターネット検閲は行われていないが、速度は遅い

ミャンマーでは2000年にインターネットが利用可能になったが、依然として値段が高く、速度も遅いため、普及は進んでいない。

前の軍事政権下では、グーグルが運営する動画投稿サイト「ユーチューブ」やフリーメールサービス「Gmail」は遮断されていたが、ほとんどの制限はすでに解除されている。また3月にグーグルのエリック・シュミット会長がミャンマーを訪問した。

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