高級機内食をエコノミー席で、航空各社が相次ぎ参入

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米国で初めてエコノミークラスの高級機内食に乗り出したUSエアウェイズ=同社提供

米国で初めてエコノミークラスの高級機内食に乗り出したUSエアウェイズ=同社提供

(CNN) 欧州や米国の航空各社がエコノミークラスの乗客を対象に、高級機内食を販売するサービスに乗り出している。搭乗前に予約しておくと機内食のアップグレードが受けられる仕組みで、各社とも売れ行きは順調だという。

機内食のアラカルトサービスを最初に導入したのはドイツの格安航空会社エア・ベルリン。高級レストランと提携し、同レストランの人気メニューを提供する。

ハワイアン航空も地元のメーカーと手を組んで、ワサビ風味のポップコーン、マカデミアナッツ入りタフィーなど、ハワイらしさを取り入れたスナックメニューを用意した。

乗客が割増料金を払ってでも高級機内食を望む傾向は、統計にも示されている。オーストリア航空は、事前注文式の機内食を1年間で約60万食販売。米国で初めて昨年8月からエコノミークラスの高級機内食サービスに乗り出したUSエアウェイズでは、推定5000食以上が売れた。

USエアウェイズの担当者は、「エコノミークラスに座っていても、レストランのような機内食を評価し、購入してくれる高級指向の乗客がいることが分かった」と話す。料理は高級感のある弁当箱に入れ、乗客に届けるプレゼントのような雰囲気を持たせた。

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