中国・百度、上場以来初の赤字 オンラインマーケティングが不調

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
1~3月期の決算は上場以来初となる赤字を計上した/VCG via Getty Images

1~3月期の決算は上場以来初となる赤字を計上した/VCG via Getty Images

香港(CNN Business) 中国のインターネット検索大手、百度(バイドゥ)が発表した2019年1~3月期決算は最終損益が3億2700万元(約52億円)の赤字となった。赤字は2005年の上場以来初めて。主力の広告事業が落ち込んだ。

百度の李彦宏・最高経営責任者(CEO)は収益が落ち込んだ理由について、中国経済の広範な減速や、中国政府によるインターネットへの監視が厳しくなったことなどを挙げた。オンラインマーケティング事業は売上高の73%を占める。

李CEOは、中国政府がさまざまな景気刺激策を発表しているとしながらも、短期的にはオンラインマーケティングはより厳しい環境に直面する可能性があるとの警戒感を示した。

中国の経済成長は約30年ぶりの低水準となっている。中国は、貿易協議をめぐって米国と対立が深まっているほか、国内では債務問題も抱えている。

百度は収入源の多角化を目指して、人工知能や自動運転車といった中核事業以外の分野にも投資を行っている。

「中国」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]