米アマゾン、今度は貨物機10機をリース 「配送力」強化へ
ニューヨーク(CNN Business) ネット通販の世界大手、米アマゾンが着々と「配送力」の強化を進めている。ドローン(無人機)や独立業者を活用した配送にも取り組んでいるアマゾンだが、今度はボーイング767型貨物機のリースを発表した。フェデックスやUPSといった配送業者への依存を軽減することが狙いとみられている。
アマゾンはこのほど、ボーイング767型貨物機を新たに10機リースすると発表した。2025年までにさらに17機を追加する可能性もある。アマゾンが現在リースしている貨物機は40機。19年に追加した5機の運用を開始し、20年にさらに5機の運用を始めるという。
今回の貨物機のリースは、アマゾンが進めている自社の配送力を強化する取り組みの一環だ。
アマゾンが18年1~9月期に費やした運送費用は186億ドルで、前年同期比30%増加した。
アマゾンは将来的にドローンの利用を計画している。同社はまた、今夏に、物流拠点から配送先までの「ラストワンマイル」の配送での人員確保に向けて、独立業者と連携する取り組みを開始した。