米アマゾン、中東最大のネット通販企業を買収

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「スーク・ドット・コム」との買収合意により、米アマゾンが中東進出の動きを本格化

「スーク・ドット・コム」との買収合意により、米アマゾンが中東進出の動きを本格化

ドバイ(CNNMoney) 米ネット通販大手アマゾンは29日までに、中東最大の電子商取引サイト「スーク・ドット・コム」を買収することで合意した。アマゾンはかねてから中東進出の機会をうかがっており、今回ついに動いた形だ。

アマゾンのグランディネッティ上級副社長は「我々は長年にわたり中東で顧客サービスを展開してきたが、今回の買収によりサービスを全く新しい水準に引き上げることが可能になる。現地のサービスを現地の配送スピードで届けられるようになる」と述べた。

買収額は非公表。米調査会社CBインサイツは、スークが昨年2億7500万ドル(約305億円)を調達した後、同社の企業価値を10億ドル以上と見積もっていた。

スークは湾岸諸国やエジプトの顧客を中心に800万点以上の製品を販売する。10年前に創業した際、電子商取引は中東でほとんど知られていなかった。当時の従業員はアラブ首長国連邦(UAE)のドバイに5人。現在はアラブ地域全域に3000人の従業員がいる。

米コンサルティング大手A.T.カーニーの試算によれば、湾岸地域での電子商取引は2015~20年の間に4倍となり、200億ドルの規模に達する見込みだという。

スークは自社のブランドを維持する見通し。買収手続きは今年中に完了するとみられている。

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