ウーバーにボイコット運動、元従業員のセクハラ告発で

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社内の性差別に関する疑惑が浮上したウーバーに対し、ボイコット運動が起こっている

社内の性差別に関する疑惑が浮上したウーバーに対し、ボイコット運動が起こっている

サンフランシスコ(CNNMoney) 米配車サービス大手ウーバーの元技術者が、同社には組織的な性差別が存在するとブログで告発した問題で、インターネットではウーバーに対するボイコット運動が起きている。また、アカウントを削除した元ユーザーに対しウーバーが送ったメッセージにも批判の目が向けられている。

このメッセージは、同社のウェブサイト上でアカウント削除の手続きを行うと確認のために送られる電子メールに付け加えられたもの。「非常につらく思っている」と書かれていたほか、ブログを書いたスーザン・ファウラー氏とその告発についても直接、言及されていた。

ウーバーの広報担当者によれば、このメッセージが送られたのはアカウント削除の手続きの際にセクハラ問題に具体的に言及した約40人のユーザーで、すでに同社はこのメッセージを送ることをやめている。トラビス・カラニック最高経営責任者(CEO)が社員向けに送ったメールも、このメッセージと同じような内容だったという。

19日にブログへの投稿が公開されると、ウーバーはエリック・ホルダー元司法長官に独立調査の指揮を執るよう依頼した。

ウーバーが元ユーザーへのメールの中でファウラー氏について2度も言及したことも批判を浴びている。

「ウーバーは彼女に対する嫌がらせの続行をわざと奨励しているか、報復や脅しのもたらす影響についてまったく無知かどちらかだ」とコンサルタント会社フレーム・シフト・コンサルティングのバレリー・オーロラ氏は語った。同社はテクノロジー企業向けに、職場の多様化に関する研修を行っている。

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