米メディアでハッカー被害、「米中開戦」などの書き込み

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ニューヨーク・ポスト紙などのアカウントがハッキング被害に=Twitterから

ニューヨーク・ポスト紙などのアカウントがハッキング被害に=Twitterから

ニューヨーク(CNNMoney) 米国の一部メディアのツイッターの公式アカウントが16日、ハッカー攻撃を受け、「中国軍が米軍の戦闘艦船にミサイル攻撃を仕掛け、両国は全面戦争に突入した」などのでたらめの情報が書き込まれる被害を受けた。

攻撃されたのはニューヨーク・ポスト紙と通信社のユナイテッド・プレス・インターナショナル(UPI)。虚偽情報の書き込みは米東部時間の同日午後1時ごろに発生したもので、ポスト紙は数分内にこの情報の大半を削除。同紙はまた、ツイッター上でハッカー攻撃を受けたことを認めた。

しかし、UPIでは即座の削除はなかったとみられる。コメントを求める要請にも応じていなかった。

同通信のツイッターにはまた、ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王が第3次世界大戦が開始されたと宣言したとのでたらめな情報も書き込まれた。

ポスト紙の経済ニュースのツイッターには、「米連邦準備制度理事会が原油価格の下落による景気停滞を回避するためマイナス金利が必要」と判断したとの偽情報も流れた。ただ、株式市場への悪影響はなかった。

米報道機関のツイッターに対する不正侵入は過去にもあり、CNNなどが「シリア電子軍」を名乗るハッカー集団から攻撃を受けたこともある。フォックスニュースのツイッターでは2011年7月、「オバマ大統領が暗殺された」と書き込まれる被害があった。

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