「自己破壊」するスマホ、ボーイングが開発

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ニューヨーク(CNNMoney) 米航空防衛大手のボーイングが、端末に手を加えようとすると自己破壊するスマートフォン「ボーイング・ブラック」を開発した。政府機関の工作員や防衛産業の関係者向けに売り込む予定だという。

自己破壊といっても、スパイ映画のように端末が煙を上げて爆発するわけではなく、保存された内容が完全消去される仕組みだ。

米連邦通信委員会(FCC)のウェブサイトに26日掲載されたボーイングの説明書によると、ボーイング・ブラックの自己破壊の仕組みは、端末をこじ開けようとすると作動する。保存されていたデータとソフトウエアが消去され、端末は使えなくなるという。

価格や発売日は発表されていないが、この夏にも登場する見通し。ただ携帯電話会社の店頭で売り出す予定はなく、「対象となるのは国防や安全保障関係の顧客であって、消費者ではない」(ボーイング広報)という。

OS(基本ソフト)は米グーグルの「アンドロイド」を搭載し、通話や端末に保存されたデータは暗号化される。

ボーイングの携帯電話への進出は初めて。しかし同社には通信の安全確保の分野で長年の実績があると広報は話している。

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