米サンフランシスコで深まる格差対立、グーグルバスが露呈

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大手ハイテク企業の進出により通勤などで摩擦が生じているという

大手ハイテク企業の進出により通勤などで摩擦が生じているという

サンフランシスコ(CNN) 米サンフランシスコに住むハイテク大手の従業員と昔ながらの住民との間で、所得格差を巡る対立が深まっている。グーグルの通勤バスに対する抗議運動で、その対立が浮き彫りになった。

非難の矢面に立たされたのは、サンフランシスコ市内を巡回する高級バス。グーグルやフェイスブック、アップル、ヤフーといったハイテク大手がエアコンの効いた無線LAN完備の快適なバスを運行し、自社の従業員を勤務先に送り届けている。

これに対してグーグルのバス停でこのほど抗議集会が開かれ、抗議の横断幕を掲げた参加者が集まった。現場を撮影した映像には、グーグル従業員のように見える人物が、「自分が暮らせる街に行けばいい。ここは、ゆとりがあってふさわしい人たちのための街だ」と怒鳴る場面がある。

ただしこのグーグル従業員は、反格差運動を展開している活動家のマックス・アルパー氏が扮する偽物だった。同氏はこの映像について、「市の現状を見せつけるための政治劇」と形容する。

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