写真を撮ると記憶が薄れる?

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この結果についてヘンケル氏は、「カメラが覚えていてくれると思うと、記憶に残る被写体の数が減り、その被写体の細部についての記憶も減る」と解説する。

2回目の実験では46人がそれぞれの作品を25秒ずつ鑑賞し、指定された作品については時間を延長して写真を撮った。一部の被験者には、作品の特定部分を拡大したズーム写真を撮ってもらった。

翌日、記憶をテストした結果、1回目と同様に、写真を撮った被写体については記憶が薄れる傾向があった。ただ、ズーム写真を撮影した場合は、その部分だけでなく作品全体について記憶が残っていることが判明。作品を鑑賞しただけの場合と、ズーム写真を撮った場合では、記憶の正確さは同程度だった。

もっとも今回の実験の被験者は数が少なく、女性が中心だった。この結果を裏付けるためには被験者を増やし、男女比や年齢なども調整する必要がある。

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