渦中の在英エクアドル大使館に「盗聴器」 外相発表

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在英エクアドル大使館

在英エクアドル大使館

(CNN) 南米エクアドルのパティニョ外相は3日、在英エクアドル大使館の館内に盗聴器が仕掛けてあるのが見つかったと発表した。英政府に対し、調査に協力するよう求めているという。

同大使館には告発サイト「ウィキリークス」創始者のジュリアン・アサンジュ容疑者が滞在しているほか、米国家安全保障局(NSA)の情報を暴露した米国人エドワード・スノーデン容疑者も、エクアドルをはじめ20カ国あまりに亡命を申請している。

パティニョ外相によると、「盗聴マイク」は6月14日、ロンドンにあるエクアドル大使館の館内で見つかった。配電盤の中の小さな白い箱に隠され、本棚で一部を覆う形になっていたという。盗聴器には携帯電話に使われるSIMカードが仕込んであり、大使館内の会話を中継する仕掛けになっていたとされる。

同外相は「非常に深刻な懸念」が生じたとして、「見つかった装置について調査を継続するため、英政府に協力を要請している」と語った。

仕掛けられたのは数週間前とみられ、英国の民間調査会社が関与した疑いもあるとしているが、詳しい説明は避けた。

同大使館に滞在しているアサンジュ容疑者はエクアドルに亡命を申請しており、大使館から出れば身柄を拘束される可能性がある。

スノーデン容疑者が暴露した情報を巡っては、NSAが各国の大使館や欧州連合(EU)代表部などの盗聴を行っていたと報じられ、物議をかもしていた。

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