「GIFファイル」の正しい読み方は? 論争に終止符か

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画像ファイルのフォーマット「GIF」の開発者、スティーブ・ウィルハイト氏(左)

画像ファイルのフォーマット「GIF」の開発者、スティーブ・ウィルハイト氏(左)

(CNN) インターネットなどで利用される画像ファイルのフォーマット「GIF」は、「ギフ」と読むのが正しいのか、それとも「ジフ」なのか――。長年、多くの人々を巻き込んできた議論に開発者が答えを出した。

GIFは「グラフィックス・インターチェンジ・フォーマット」の略で、1987年に当時人気だったパソコン通信の会社「コンピュサーブ」で働いていたスティーブ・ウィルハイト氏が開発した。

ウィルハイト氏は21日、インターネット上で優れた活動をした人に贈られるウェビー賞の「生涯功労賞」を受賞。ニューヨークで行われた授賞式では5つの単語だけでスピーチを行うのが決まりとなっているが、彼は話す代わりに会場のスクリーンに、英単語5つでこんなGIF画像を映しだした。

「ギフではなくジフと発音します」

かつて、インターネットではアニメーションを表示するのにGIFがよく使われた。大ブームとなった「ダンシング・ベイビー」の画像もこのフォーマットだった。

画像技術が進歩するなかでGIFの人気にも陰りが見られたが、近年、GIFを使ったアニメーションの面白さが再び見直されつつある。賞のプレゼンターを務めたのは、ブーム再燃に一役買った舞台となったブログサイト「タンブラー」の創業者デービッド・カープ氏だった。

ウィルハイト氏の発言で開発者の考えが明らかとなった一方、世の中には開発者の意見に納得しない「ギフ」派も少なからずいる。タンブラー上にあるホワイトハウスのブログによれば、ホワイトハウスも「ギフ」派のようだ。オックスフォード英語辞典では、どちらの発音でも構わないとしている。

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