フェイスブック決算、モバイル広告拡大で増収増益

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ニューヨーク(CNNMoney) 米交流サイト大手のフェイスブックが1日に発表した2013年第1四半期(1~3月期)決算は、モバイル広告事業の拡大に支えられて売上高が前年同期比38%増の15億ドル(約1470億円)となった。純利益は同7%増の2億1900万ドル(約215億円)だった。

フィエスブックはモバイル事業が今後の成功の鍵を握るとの見方を示しており、投資家の注目が集まっていた。モバイル広告収入が同社の広告収入全体に占める割合は30%となり、直近の2四半期に比べて大幅に上昇した。

モバイル広告収入は前年同期の決算ではほとんどゼロに近かったが、同社は昨年8月にアップルのiOS向けの新しいアプリを公開したことなどをきっかけに、モバイル広告に力を入れ始めた。

一方、フェイスブックのモバイルサイトおよびアプリの月間ユーザー数は前年比54%増の7億5100万人となり、伸び率は第4四半期の57%、第3四半期の61%に比べて縮小傾向が続いた。

フェイスブック全体の月間ユーザー数は11億1000万人に増え、うち7億5100万人が携帯電話やタブレットからアクセスしている。

決算発表後の電話会見でザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、ユーザーに興味を持ってもらえる質の高い広告が業績を押し上げるとの見方を示し、昨年から始めたユーザーのニュースフィードへの広告挿入は「貴重な一歩」だと強調。「フェイスブックのコンテンツが使われる場面には、おのずとビジネスモデルが付いてくる」と語り、今後もこの理念に基づいて新しい広告製品を投入していく意向を示した。

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