「アップルのクックCEOとお茶する機会」、入札額2千万円超

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米アップルのティム・クックCEO(左)とミュージシャンのデイヴ・グロール氏

米アップルのティム・クックCEO(左)とミュージシャンのデイヴ・グロール氏

(CNN) 「米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)と一緒にコーヒーを飲む機会」がインターネットオークションに出品された。入札額は25日夜の時点で21万ドル(約2100万円)に達している。

慈善オークションサイト「Charity Buzz」の出品情報によると落札者はカリフォルニア州クパティーノのアップル本社でクックCEOとコーヒーを飲みながら、最大1時間一緒に過ごせる。同伴者を1人連れて行くことも可能。オークションの収益金はケネディ元大統領の遺族らが設立した慈善団体RFKセンターに寄付される。

オークションは初日だけで52件の入札があり、入札額は5000円から始まって、25日夜までに21万ドルに跳ね上がった。5月14日の入札締め切りまでにはまだ19日ある。

前CEOの故スティーブ・ジョブズ氏が、少なくとも公には慈善事業にほとんど関心を示さなかったのに対し、クックCEOは開かれた姿勢を取っており、今回のオークションも同氏らしいはからいといえる。

ただし一緒にお茶している間、ツイッターでの生中継は禁止される。さらに「安全対策上の理由から、この最中にブログやソーシャルネットワークを使ったり、マスコミと話をしたり、写真や記録を撮ったりすることは一切できない」という条件付き。

訪問に当たってはまず秘密保持契約を結んで保安検査を受ける必要があり、「礼儀正しい態度で敬意を持って接し、ルールや常識を守ること」を求められる。

アップル本社までの交通費や宿泊費は自己負担。コーヒー代をクックCEOが負担してくれるかどうかは明記されていない。

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