21世紀の公衆電話、NY市の新たな試み

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ビデオ通話が可能なハイテク公衆電話「NYC Loop」。歩道に投射される「情報パドル」を使って広告や双方向イラストなどを表示させることもできる

ビデオ通話が可能なハイテク公衆電話「NYC Loop」。歩道に投射される「情報パドル」を使って広告や双方向イラストなどを表示させることもできる

(CNN) 世界の大都市の一部では、公衆電話は街の象徴的存在だ。

ロンドンには間違えようのない赤い公衆電話ボックスがあり、米国の都市部にもスーパーマンが長年、着替え室として愛用する、風防ガラスに引き戸の付いた公衆電話ボックスがある。

しかし携帯電話の急速な普及により、公衆電話の公共設備としての重要性は薄れ、今やほとんど使われることのない都市の遺物のような存在となっている。

そこでニューヨーク市は、21世紀の公衆電話の存在意義を見出すために、未来の公衆電話のデザインを募集。昨年12月に始まったこのコンテストには、プロのデザイナー、学生、ハイテクファンなどから未来の公衆電話ボックスのアイデアが多数寄せられた。

その結果、太陽光パネルを原動力とする電話や、重要な環境情報を収集する電話など、最終選考作品に6作品が選ばれた。

公衆電話の現代的価値を見出そうとしているのはニューヨーク市だけに限らず、世界の多くの都市で、実用性と芸術性を備えた公衆電話の素晴らしいコンセプトが、考案、展示、実施されている。

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