米グーグル、個人情報収集問題で和解 6.7億円支払いへ

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「ストリートビュー」の撮影用車両

「ストリートビュー」の撮影用車両

ニューヨーク(CNNMoney) 米グーグルが街並みの風景画像を提供する「ストリートビュー」の撮影中、地域の無線通信網から個人情報を集めていた問題で、同社は12日、米国内37州との間で、700万ドル(約6億7000万円)の和解金を支払うことで合意に達した。

グーグルは3年前、ストリートビューの撮影車が誤って周辺住民のメールアドレスやパスワードなどの情報を収集したことを認めていた。この日の合意には、再発防止策を取ることや、収集データを破棄することも明記された。

これに対し、米消費者協会(ACI)の会長は、「1日に1億ドルの売り上げがある企業にとって和解金はごくわずかな金額。間違った行為を防ぐには不十分だ。グーグルが謝罪して少しばかりの和解金を支払い、また同じことをするという繰り返しに、消費者はうんざりし始めている」と述べた。

グーグルはこのほかにもプライバシー侵害をめぐって複数の訴訟を抱えている。欧州連合(EU)は、同社がユーザーの個人情報を保護するための対策を講じなければ、今夏までに「必要な措置」を取る表明している。

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