1万ドルのスマホ、使い心地にこだわり 英ヴァーチュ

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香港(CNN) 軽くて強いチタンのボディーに、傷が付かないサファイアクリスタルのスクリーン。英国の高級携帯電話メーカー「Vertu(ヴァーチュ)」がこのほど、1万ドル(約93万円)のスマートフォン「Ti(ティー・アイ)」を発表した。

「人と違った物を求める方にお薦め」と、同社のペリー・オースティングCEO(最高経営責任者)は話す。耐久性のある素材を使い、使い心地にこだわったという。ボタンを押すだけでコンシェルジュ・サービスが受けられ、大事な通話の内容は暗号化によって守られる。同社の製品では初めて、基本ソフトにアンドロイドを採用した。

携帯電話は2~3年ごとに買い替えるのが当たり前、1年に1回以上のペースでモデルチェンジがあるこの時代。何カ月分もの家賃に相当し、小さい車なら買えてしまうような金額を、スマートフォンに費やす人がどのくらいいるかは未知数だ。

世界で使われているヴァーチュの携帯電話は32万台。これに対して昨年、市場シェア1位のサムスンは2億1500万台、2位のアップルは1億3600万台のスマートフォンを販売した。ヴァーチュの元親会社ノキアの販売台数も3500万台を超えた。

だが、オースティングCEOは「われわれが目指すのはシェアや販売台数ではない」と強調。英ハンプシャー州の工場でひとつひとつ手作りした本物の良さを味わってほしいと話している。

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