米フェイスブックが新検索サービス「グラフサーチ」を発表

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マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者

マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者

カリフォルニア州メンローパーク(CNN) 米交流サイト大手のフェイスブックは15日、友人などが投稿した内容を手軽に検索できる新機能「グラフサーチ」を発表した。

グラフ検索では、フェイスブックに投稿された10億人のプロフィルや240億枚の写真などのコンテンツすべてが検索の対象となる。例えば「友達の友達のうち、スタンフォード大学を卒業してシカゴに住んでいる人」「近所に住むテニス愛好家」「1989年以降に撮影されたベルリンの写真」といった検索が可能で、友人が勧める医師やレストランなどの情報を探すこともできる。

一部ユーザーを対象に試験的に提供を開始し、現時点では人物、写真、場所、関心事の4分野の検索に対応。今のところ英語版のみで利用でき、モバイル版は存在しない。正式提供開始の見通しは明らかにしていない。

本社で記者会見したマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は「グラフサーチはまだ初期の段階だが、まったく新しいやり方でフェイスブック上の情報を入手できる」とアピールした。

フェイスブックはユーザーのプライバシー保護をめぐって批判にさらされたこともあるが、グラフサーチで表示されるのはコンテンツのみだと同社は強調している。

グラフサーチの範囲を超えた検索については、マイクロソフトの検索サービス「ビング」の結果が表示される。新機能による検索大手グーグルとの競合について問われたザッカーバーグ氏は、「これでユーザーがウェブ検索のためにフェイスブックに来るようになるとは必ずしも思っていない」と話している。

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