世界最小の家? 「1平方メートルの家」で問題提起 独建築家

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「1平方メートルの家」の製作風景=Luke Abiol (c) 2012 Solomon R. G

「1平方メートルの家」の製作風景=Luke Abiol (c) 2012 Solomon R. G

(CNN) 床面積わずか1平方メートルでもれっきとした屋根と窓があり、ドアには鍵がかかる。ドイツの建築家がこのほど、世界最小の家と称する作品を設計した。生活する場としての「家」について、改めて考えてみてほしいとのメッセージが込められている。

ベルリンに住むバン・ボー・レメンツァル氏は、ラオス難民の家庭で育った。これまでの人生で常に問いかけ続けてきたのが、「家(home)」という言葉の意味だった。

「1平方メートルの家」という名の通り、同氏が設計したこの家は小さい。人間1人が座るか、横倒しにして寝るのが精一杯。家具といえば収納式の机くらいだ。どこにでもある材料を使って、2万~3万円もかければ建てることができる。

トイレも台所もなく、「よくできた箱」とでも呼びたくなる作品。考案した目的は問題提起だと、レメンツァル氏は話す。

「今こそ話し合ってみるべきだと思う。本当に必要なものは何か。幸せに暮らすためにはどのくらいのスペースが必要なのか。ほとんどの人にとって1平方メートルは狭すぎると思うが、必要な物と不要な物を考えるきっかけになるはずだ」

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