(CNN) 「教育は当社のDNAに深く刻まれている」――米アップルのフィル・シラー上級副社長は、多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」で教科書が読める電子書籍アプリ「iBook2」を発表したイベントの冒頭でこう語った。電子教科書が教育現場を塗り替える日は、果たして近付いているのだろうか。
アップルは米教育出版大手数社と提携して電子教科書の分野に乗り出した。イベントでは見た目に美しく、著者からのビデオメッセージや3Dアニメ、フォトギャラリーを盛り込んだ教科書が披露された。重要な部分に印をつけたり、自分なりの参考書を作ったりする作業も自由自在だ。
アップルは同時に、教科書作成アプリの「iBooks Author」、教員向けアプリの「iTunes U」も発表した。イベントではもちろん現場の教員からの声も紹介されたが、主役はやはり電子書籍の内容だった。見てみたい、読みたい、使ってみたいと思わせる仕掛けは、まさに教科書のあるべき姿を示している。