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職場のハイヒール義務付けに抗議、日本で女性らが署名運動

SNS上で、職場でのハイヒール着用義務付けに異議を唱える動きが広がっている

SNS上で、職場でのハイヒール着用義務付けに異議を唱える動きが広がっている/CHARLY TRIBALLEAU/AFP/AFP/Getty Images

一部の職場で女性にハイヒール着用を義務付けている規則に対し、日本の女性たちが反対運動を展開している。これまでに1万9000人以上が署名した。

反対運動を始めたのは女優でライターの石川優実さん。ツイッター上で女性がハイヒール着用を強制される風潮をなくしたいと書いたところ、「いいね」6万7000件以上、リツイート3万件近くという反響が返ってきたのがきっかけだ。

石川さんは米国発のセクハラ告発運動「#MeToo(私も)をもじって、「靴」と「苦痛」をかけた「#KuToo」というハッシュタグを作った。

日本で現在、企業が従業員の服装を規定することは法律で制限されていない。厚生労働省の当局者によると、今のところ法改正の予定もないという。

同当局者は、女性だけでなく男性もネクタイと革靴の着用を求められるなど、服装を規定されることは多いと指摘。社会の常識やマナーの考え方が変わればルールも変わる可能性はあると語った。

英国でも2016年、同じように職場でのハイヒール強制に反対する運動が起き、10万人以上が署名した。

日本でも近年、#MeToo運動の影響などで男女平等への意識が高まっている。だが現時点では、世界経済フォーラムが発表している男女平等度で日本は149カ国中110位。女性の活躍を掲げる安倍政権の方針にもかかわらず、主要7カ国(G7)の最下位にとどまっている。

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