パネッタ米国防長官、退任意思固めたか 4人の後継候補が浮上

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パネッタ米国防長官

パネッタ米国防長官

(CNN) パネッタ米国防長官の周辺筋などは8日までに、長官がオバマ政権の2期目で辞任する考えをほぼ固めたことを明らかにした。正式な辞任表明はまだだが、近く発表される可能性がある。

パネッタ氏は退任後、カリフォルニア州北部に持つ農場で家族と水入らずの生活を過ごす予定だという。来年1月に発足のオバマ政権の2期目では、クリントン国務長官も退任の意思を既に表明した。

パネッタ氏の後継者選びでは有力候補の名前が複数浮上している。国防総省や連邦議会などの関係者によると、候補者の1人は女性のミシェル・フロノイ元国防次官(政策担当)。

ゲーツ前国防長官時代、同省のナンバー3として手腕をふるった。今年の米大統領選ではオバマ氏陣営の顧問幹部を務めた。現在は、共同創設者の1人となっている軍事関連問題のシンクタンクで活動している。

上院外交委員会のジョン・ケリー委員長(民主党)も候補の1人に取りざたされている。ベトナム戦争の従軍経験者で国際情勢にも詳しい。共和党の受けも良い。ただ、本人は国務長官のポストを望んでいるともされる。

この他、元共和党上院議員のチャック・ヘーゲル氏やアシュトン・カーター国防副長官の名前も出ている。ヘーゲル氏は上院議員時代、外交委や情報特別委員会に所属しブッシュ政権が主導したイラク戦争を批判した。

国防長官に起用すれば共和党との融和につながるとの期待もある。しかし、共和党の重鎮で軍事政策問題に詳しいジョン・マケイン上院議員との折り合いの悪さが懸念材料ともされている。

カーター副長官は優れた実務家とされるが、国防長官を務めるには力量不足との見方も出ている。新たなエネルギー長官に就任するとの憶測もある。

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