ビンラディン容疑者の義理の息子、米国で訴追

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ビンラディン容疑者の義理の息子を訴追

(CNN) 米政府高官は7日、国際テロ組織アルカイダ指導者だった故オサマ・ビンラディン容疑者の義理の息子が拘束され、米国に移送されたことを明らかにした。

拘束されたスレイマン・アブガイス容疑者は、アルカイダの広報役を務めていたとされる。米司法省は、同容疑者が米国民殺害の共謀罪で訴追されたと発表した。米国と米国民に対するテロの計画と準備にかかわった罪に問われており、米東部時間の8日午前10時にニューヨークの連邦裁判所に出廷する。

ホルダー司法長官は、「どれほどの距離や時間を隔てても、米国の敵に裁きを受けさせるという我々の決意が弱まることはない」と強調した。

米議会関係者によれば、アブガイス容疑者はヨルダンで拘束された。テロ容疑者を収容しているキューバのグアンタナモ米軍基地ではなく、ニューヨークに身柄が移送されたことで、テロ容疑者の処遇をめぐる論議が再燃している。

グアンタナモ収容所の閉鎖を目指すオバマ政権の方針に変更はないと当局者は説明する。軍事法廷にかけずに刑事訴追に踏み切ったことについて、司法省は「大統領の国家安全保障チームが検討した結果、米国の国家安全保障上の利益を守るためには連邦裁判所で裁くことが最適だと判断した」と説明した。

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