THAADを韓国に配備 北朝鮮のミサイルに対応できるのか

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北朝鮮のミサイル開発、そのポイントは

(CNN) 米軍の最新鋭迎撃システム「高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)」の韓国配備が始まっている。北朝鮮が米国の基地や同盟国を狙ってミサイルを発射した場合、THAADでどんな対応が可能になるのか。

THAADは短・中距離の弾道ミサイルが飛行の最終段階に入り、落下し始めたところで撃ち落とすシステム。その中核となるのは、発射されたミサイルを早期に探知する高性能のXバンドレーダー「AN/TPY―2」だ。

THAADの韓国配備はなぜ重要なのか

北朝鮮が今月6日に発射したのは、韓国より遠い標的を狙ったミサイルだった。射程が長く、THAADの迎撃範囲を超えていた。

しかし、北朝鮮から近い位置に配備されたTHAADのレーダーが発射を素早く探知して追跡を開始すれば、そのデータを米領グアムなど、より遠くの迎撃システムに引き継ぐことは可能になる。

イージス艦やパトリオット・ミサイルで構成されるこれらの迎撃システムは、米軍の指揮統制戦闘管理通信システム(C2BMC)を通してTHAADとつながることになる。

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