米国内に野生のジャガー生息か、アリゾナ州で撮影成功

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3年の捜索活動が実を結ぶ

(CNN) 米国の団体「生物多様性センター」は4日までに、同国アリゾナ州ツーソン市郊外のサンタリタ山脈で野生の個体とみられるネコ科ヒョウ属の「ジャガー」1頭のビデオ撮影に成功したと報告した。

この映像はフェイスブック上に掲載された。野生のジャガーが米国内に生息するとの確証はこれまで得られていないとされ、今回の撮影成功はその存在を示す唯一の証拠になる可能性がある。ジャガーの生息地域は北米や南米となっている。

ただ、同センターの報道発表文によると、サンタリタ山脈では過去数年間、遠隔操作式の感知カメラがジャガーの姿を再三撮影していたという。このジャガーはツーソンで、スペイン語で「ボス」を意味する「エル・ヘフェ」と呼ばれている。

同山脈内などで3年以上生息していたと見ている。今後の課題としては生息地が守られ、生存に必要な物が得られる環境の整備が責務になると強調した。

同センターは、特別に訓練された探知犬などを使い、岩だらけの山岳で捜索に3年費やし、情報収集やカメラ設定地点の吟味などを行ってきたと指摘。今回の映像撮影の成功はこれらの努力の頂点であると誇った。

今回映像に収められたジャガーはツーソン中心部から約40キロ離れた所にいたという。

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