黒人死亡事件に抗議する大坂選手、遺族から感謝のビデオメッセージ

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黒人死亡事件に抗議するマスクを着けて試合に臨む大坂選手に遺族がメッセージを寄せた/ESPN

黒人死亡事件に抗議するマスクを着けて試合に臨む大坂選手に遺族がメッセージを寄せた/ESPN

(CNN) テニスの全米オープンで黒人死亡事件に抗議するマスクを着けて試合に臨んでいる大坂なおみ選手に向け、被害者らの遺族から感謝のビデオメッセージが寄せられた。

大坂選手は警察の暴力などで黒人が死亡した事件への関心を高めようと、被害者らの名前を入れたマスクを試合ごとに取り替えてきた。

このうち、2012年にフロリダ州で白人自警団員に射殺されたトレイボン・マーティンさん(当時17)と、今年2月にジョージア州でジョギング中、白人の親子に射殺されたアマド・オーブリーさん(当時25)の遺族から、同選手へのビデオメッセージが届いた。

メッセージは8日の試合で大坂選手が準決勝進出を果たした後、スポーツ専門局ESPNとのインタビューの場で披露された。

マーティンさんの母親は「マスクに息子たちの名前を入れてくれたことに心から感謝します」と語り、大会での大坂選手の活躍を祈った。

オーブリーさんの父親も「一家で本当に感謝しています。神の祝福を」と話した。

これを見た大坂選手は「とても強い人たち。私が同じ立場だったら何ができるか分からない」「私の行動で苦しみが和らぐことはないが、何か助けになることができれば」とコメント。

さらにその後の記者会見では、ビデオに感激して「涙をこらえるのに必死だった」と明かし、「私の行動に感動してもらえたことが、とても感動的です」と語った。

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