アベンジャーズ最新作、初週末の世界興収680億円 史上最高を記録

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「マーベル・シネマティック・ユニバース」誕生から10年

ニューヨーク(CNNMoney) 27日に世界同時公開された映画「アベンジャーズ」シリーズ最新作の「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」は、初週末の世界興行収入が推定6億3000万ドル(約687億円)と史上最高を記録したことが分かった。

初週末の世界興収は、昨年公開されたアクション映画「ワイルド・スピード ICE BREAK」の5億4100万ドルがこれまでの最高記録だった。

「インフィニティ・ウォー」は、米国に次ぐ世界第2位の映画市場である中国での公開が来月11日と遅れるにもかかわらず、記録を更新した。

北米での興収も2億5000万ドルと、2015年公開の「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」が初週末に記録した2億4800万ドルを上回り、史上最高のスタートとなった。

映像配信サービスが急激に普及して劇場映画を脅かすなか、「インフィニティ・ウォー」には映画館で見たいと思わせる魅力が十分にあるためだと、専門家らは分析する。

米マーベル・スタジオが手掛けた同作品には、アイアンマンやキャプテン・アメリカ、ブラック・パンサーなど、マーベル・コミックの漫画で知られる人気ヒーロー総勢20人が登場する。映画評論サイト「ロッテン・トマト」では満足度84%の評価を受けている。

マーベル・スタジオを傘下に擁する米ディズニーは、これで初週末の北米興収トップ10作品のうち、9作品を占めることになった。

北米の映画興収は先週まで、昨年に比べて3%減と不振だったが、同作品の公開で一気に同3%増に転じた。

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