高須院長、五輪サッカー・ナイジェリア代表に3900万円贈る

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ナイジェリア代表チームに小切手を手渡す高須院長(中央)

ナイジェリア代表チームに小切手を手渡す高須院長(中央)

ラゴス(CNN) このほど閉幕したリオデジャネイロ五輪のサッカー男子で銅メダルを獲得したナイジェリア代表に、思わぬボーナスが届いた。美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長が、金銭的な支援という名目で同チームに合計3900万円分の小切手を贈ったのだ。自国のサッカー協会から資金面で十分なサポートを得られないチームの窮状を知り、支援を思い立ったという。

チャーター機の料金未払いのためキャンプ地だった米国の空港で足止めされるなど、五輪開幕前からトラブルが報じられていたナイジェリア代表。チームを率いるサムソン・シアシア監督には5カ月間給与が支払われておらず、選手たちも手当の未払いをめぐって試合のボイコットも辞さない動きを見せていた。

それでもナイジェリア代表は日本と同組となったグループBを1位で通過すると準々決勝でデンマークに勝利。準決勝でドイツに敗れたものの、3位決定戦ではホンジュラスを下して銅メダルに輝いた。

チームの頑張りに感銘を受けた高須院長は、大会途中からツイッターでナイジェリア代表への支援を表明。無条件に20万ドル(約2000万円)贈ることを約束したうえで、金メダルを獲った場合には選手全員に3万ドルのボーナスを進呈することを宣言していた。今回、シアシア監督と主将のジョン・ミケル選手に前出の小切手を直接手渡し、公約を実行した形だ。

高須院長はCNNの取材に対し、仮に3位決定戦で敗れても選手全員に1万ドルずつ渡すつもりでいたと説明。銅メダルが決まった試合を見届けたときには涙があふれたと、笑顔で語った。

特定非営利活動法人「日本美容外科医師会」の会長を務める高須院長は、1995年に発生した阪神淡路大震災の罹災(りさい)者に対し、無料で治療を施すなど、慈善活動に熱心な人物として知られる。

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