エチオピアのマラソン選手、抗議のポーズでゴール リオ五輪

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男子マラソンで銀メダルを獲得し、表彰台に立つリレサ選手(左)

男子マラソンで銀メダルを獲得し、表彰台に立つリレサ選手(左)

過去の五輪では1968年の大会で米陸上短距離のトミー・スミス、ジョン・カーロスの両選手が、表彰台で黒人差別に抗議するパフォーマンスを行ってメダルを剥奪(はくだつ)されたこともある。リレサ選手のメダルがどうなるかは不明だ。

オロモ族はエチオピアの人口約1億人の3分の1以上を占めていながら、長年にわたって冷遇され、最近では政府がオロモ族の農地を接収して開発を進めたことから緊張が高まっていた。

ヒューマン・ライツ・ウォッチなどの人権団体によると、全土で大規模な抗議運動を展開するオロモ族を治安部隊が武力で制圧。昨年11月以来、400人以上が殺害され、数万人が逮捕されたり投獄されたりしているという。

リレサ選手は「9カ月で1000人以上が殺害された」と訴えている。

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