ハリー・ポッター新作の演劇脚本発売 「シリーズ終了」と作者

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イニシャルを使ったペンネームには、作者の性別を隠す意図があったという

イニシャルを使ったペンネームには、作者の性別を隠す意図があったという

(CNN) 英国の人気小説「ハリー・ポッター」シリーズの最新作となる演劇作品の英語脚本を書籍化した「ハリー・ポッターと呪いの子」が31日、世界各地で発売された。

この作品はシリーズの作者J・K・ローリング氏と協力して脚本家のジャック・ソーン、ジョン・ティファニー両氏が共作。小説の完結編とされた2007年の前作「ハリー・ポッターと死の秘宝」から19年が過ぎた設定だ。主人公のハリー・ポッターは3人の子どもを持つ父となり、魔法省に勤めている。

30日にロンドン市内で劇の初公演があり、書籍はハリー・ポッターとローリング氏の誕生日に当たる31日の午前零時に発売された。予約注文の数から推定して、今年トップのベストセラーとなる可能性がある。

各地の書店には、魔法使いの帽子やケープを着けたファンが詰めかけた。ツイッターではシリーズの舞台となった魔法学校「ホグワーツ」の名前が飛び交い、「ホグワーツへ帰る時が来た」「しばらくの間連絡が取れなくても心配しないで。ホグワーツに戻っているだけだから」「10年間ずっと待っていた」といった投稿が相次いだ。

初公演に姿を見せたローリング氏はロイター通信とのインタビューで「ハリーはこれでおしまい」と話し、この作品をシリーズ最後とする考えを示した。

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