ロシア陸上選手の五輪出場認めず スポーツ仲裁裁

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(CNN) スポーツ仲裁裁判所(CAS)は21日、ロシア・オリンピック委員会や同国の陸上選手らがリオデジャネイロ五輪への出場に向けて国際陸上競技連盟(IAAF)から受けた出場停止処分の取り消しなどを求めていた件で、ロシア側の訴えを退けた。

IAAFは昨年11月、ロシア陸上界にまん延するドーピングに関する世界反ドーピング機関(WADA)の報告書を受け、ロシア陸連に資格停止処分を下していた。

IAAFは「裁定により公平な競技を行えるようになった」とする声明を出した。

ロシアのムトコ・スポーツ相はCASの決定を受け、短文投稿サイトのツイッターで「IAAFを解体すべき時だ」と述べた。また、「堕落した判事め!潔白なスポーツマンから夢を奪うとはどういう気だ。WADAは事実も証拠も提示していない」とも述べた。

タス通信によれば、ロシアのペスコフ大統領報道官は「集団責任の原則は受け入れがたいと考えている」と述べ、陸上選手全員が出場禁止となったことを批判した。

国際オリンピック委員会(IOC)は24日に理事会を開く。女子棒高跳びのイシンバエワ選手はCASの決定を「完全に政治的」と非難する一方、IOCによる最終決定に期待を寄せた。

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